コンタクトレンズ 白井眼科クリニック 白井 淳一
現在日本ではコンタクトレンズ装用者は1,500万人を超え、国民の約8〜9人に1人がコンタクトレンズを装用するようになっています。コンタクトレンズは、近視、遠視、乱視、老視の矯正が可能であり、素材によってハードコンタクトレンズ (水をほとんど含まない硬い素材) とソフトコンタクトレンズ (水を含んだ軟らかい素材)の2種類に分類されます。コンタクトレンズは、眼鏡に比べ広い視野が得られるとか、激しいスポーツにも用いることが出来るとか非常に有用なものです。しかし、コンタクトレンズは直接目につけて使用するものなので、使い方のルールを守らなければ、視力低下をまねくような重篤な眼障害 (角膜血管新生、角膜感染症など) を引き起こしかねません。そのためコンタクトレンズは、適切な管理が必要なものであり高度管理医療機器に指定されています。大切な目の健康のために以下の5つのルールを守りましょう。@眼科医の検査・処方を受けましょう。A決められた装用方法を守りましょう。B適切なレンズケアを行いましょう。C定期検査を受けましょう。D少しでも異常を感じたら、すぐに眼科医の診察を受けましょう。